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2014年8月17日日曜日

ジュールおじさん  Mon oncle Jules 1884年 モーパッサン

ジュールおじさん 
Mon oncle Jules 1884
モーパッサン
ジュールおじさんは、大儲けして富豪になるために、いわゆる一攫千金を求めて、アメリカに渡りましたが、失敗して船上で牡蠣をむくひとになっていました。家族は船上で偶然に彼を見つけたのでした。彼はすっかり変わり果てて枯れてしまっていました。信仰に近いまでに家族は彼に期待していたのに。一家は、お荷物を背負い込むのが嫌で、ジュールおじさんに見つからないように逃げたのでした。
主人公は、こういったジュールおじさんに同情を寄せています。また乞食がいると小銭を恵むという儀式を行うようになりました。

切なさの残る落ちでした。