ダンテはピッカルダという美しく若い女性に再会します。ダンテは生前の彼女と交流がありました。彼女は生前、誓願をたてたにもかかわらず、訳あって還俗しました。これがために、彼女は天国の最下層にとどめおかれることになりました。
また同様のことを行った大王妃コンスタンツァも現れます。
彼女たちは、水の中に沈むようにして消えて行きました。
振り返るとベアトリーチェは強い光を発していました。
このような情景は、演劇的な情景描写だとおもわれます。また、どことなくユーモラスなニュアンスがあります。